最近晴れてるときは一人観望会をやってます。
いきなりアルビレオ(はくちょう座の2重星)とか高望みをしすぎたのかもですが、あいかわらず望遠鏡の視界の中に星を入れることに苦戦しております。
そんで、休憩していたらとおりがかったおじいちゃんが話しかけてきたので一緒に月を見ました。
双眼鏡もかしてあげたら、「双眼鏡で星を見る発想がなかった、うちにもあるから今度孫にみせてやる」と喜んでました。
もしかして、双眼鏡って星を見るアイテムとして認知薄いの?一般的に。
星空準案内人の講座で出会った人の中には、望遠鏡マニアが進みすぎて、逆に今ではめったな事がないかぎり双眼鏡で済ませている、という人もいたくらい気軽なツールなので(といってもその双眼鏡もたいそうなスペックでしたが)、あんまり知られてないとしたらもったいないですね。
そのおじいちゃん曰く、司馬遼太郎の本に触発されて、バイクで四国にいって、空海が悟りを開くきっかけになったという日本海の金星を見た。自分が生きてきた中でもすごく衝撃的な風景だった。星が好きなら行ってみれ!
とレコメンいただきました。
これ?
こちらの金星は地平線に近いものでも色が違う、四国の海で見たような金星は一度も見たことがないそうです。
たしかに、海と内地、また都心に近いエリアと、離島では大気の条件がぜんぜん違います。
同じ星の見え方を地域差で体感するって、素敵な経験ですよねー。
その方は特に天文大好き!というわけでもなかったようですが、
誰にでも星にまつわる強烈な思い出をもっているのだなぁと思いました。
おじいちゃんが帰ったあと、なんか腕に違和感あるなーと思ったらカマキリがよじ登ってるし、
5メートルくらいのつかず離れずの距離で野良猫にマークされてるし(移動すると猫もついてくる)
さらにその後ろでカエルもこっち見てるし
天体観測をしているといろんなものとお友達になれそうです。
デネブらしき
ティコ(クレーター)
写真のクォリティについては発展途上感を感じていただければと。