映画、捨てがたき人々みてきました。@下高井戸シネマ
最終日滑り込みセーフ。ジョージ秋山さん原作で、ご子息の命さんが脚本されてます。
本能の欲求や衝動に思考が追い付かない人たち、毒親の元に産まれる負の連鎖のなかでもがく人たちの生きざまがひたすら描かれてました。
選択肢はなく、救われることもなく、かといって捨てることもできない。
この世に生をうけて、天寿を全うすることに意味があったとしても、人生そのもに意味はないのかもしれないなぁ。切ない、というより見ていて苦しい。
来世があったとして、この人たちが満ち足りた人生を送ったとしても、どこかでこのような人たちが必ず存在してて、それは来世の私かもしれない。
原作では得体の知れない気持ち悪い生き物に思えた狸穴勇介が、主演の大森南朋さんによって命を吹き込まれ、より現実味を帯びた人物として眼前に現れました。
ますますリアリティがあって他人事とは思えず、いい意味で気分が悪い作品でした。
見られてよかった。
映画「捨てがたき人々」公式サイト http://sutegatakihitobito.com
吉田チーフは滝藤憲一さんイメージだったのでちょっと嬉しかったなー
全然関係ないんですけど、小惑星探査機はやぶさ2が映画化されたら大森南朋さんにプロジェクトマネージャーの吉川真先生役をやって欲しいです。