今年2回目の皆既月食です。
今回は夜中に起こるので、皆既(月が隠れた状態)のまま地平線の向こうに沈んでしまいます。
平日なら寝ている時間ですが、土曜日ですし予定がない方は、現在地球に最接近中の赤い火星と一緒に、普段とは違う赤黒い満月を楽しんでみてはいかがでしょうか。
火星と満月は実視界5°強くらいの距離で、とても近いのでカメラをお持ちの方はぜひ撮影をトライしてみてください。
夏休みの自由研究にもいかがでしょうか~。
だいたいの時間です。
月の欠けはじめ 3時24分
皆既食のはじめ 4時30分
食の最大 5時21分
そして、日本ではこのまま朝になりますので皆既食の終わりは今回は観測できません。
ちなみに今回の満月は2018年でいちばん小さい満月です。
(比較対象がないからわからないと思いますが)
1月の皆既月食はたいそう寒かったですが、今回は比較的楽に観測できそうですね。
部分月食から月が沈むまで3時間弱くらいありますからご自分のペースで楽しんでください。
そのほか2018年の天文イベント一覧はこちらから。
わたくしのレギュラー番組のコーナーでも宇宙情報は随時お知らせしております。
【天文イベントを楽しむ上での注意】
・暗いところは危険がいっぱいです。交通事故に巻き込まれたり、川に落ちたりする事故も起こり得ます。かならず安全を確保した上で楽しみましょう。
特に小さな子供だけで絶対行かせないこと。
・ベランダなどから楽しむ場合はスマホや観測器具などを落とさないように必ずストラップを付けた状態で。
・太陽だけではなく月も強い紫外線を発しています、長時間見続けないように気を付けること、目をきちんと休めるようにしましょう。
・山や海など自然環境の多い場所で観測をする場合、夏でも冷えることがあります。ダウン、ひざ掛け、カイロなどを用意して体が冷えないように楽しんでください。