9月21日は金星最大光度です。
地球の隣の惑星である金星が、太陽、地球との位置関係によって一番明るく見える天文イベントです。
夕方の西の空にひときわ明るく輝く星があれば、それが金星だと思っていいでしょう。
最大光度の近世の明るさは-4.7等級。
太陽、月の次に地球から明るく見える星です。
この日だけで終わってしまうものではないので、前後しばらくは「惑星」としては最大級の明るさを放つ金星を楽しめます。
そうでなくても金星は明く目立つ星なんですけどね。
2018年の金星は「宵の明星」として、夕方の空でたくさん楽しませてくれました。
出現の法則が複雑なので割愛(割愛ばっかのブログ…)
まだ夏の名残を残す、この季節は夕方の空も色とりどりです。
太陽が沈んだあと、赤、紫、青、オレンジといった夕焼けのグラデーションの中に浮かぶ金星は、地球に生まれてよかったなぁ・・・と思えるほどの美しさです。
ちなみに金星最大光度は一年に2回ほどあります。
もう一回は明けの明星として12月2日にありますのでお楽しみに。
そのほか2018年の天文イベント一覧はこちらから。
わたくしのレギュラー番組のコーナーでも宇宙情報は随時お知らせしております。
【天文イベントを楽しむ上での注意】
・暗いところは危険がいっぱいです。交通事故に巻き込まれたり、川に落ちたりする事故も起こり得ます。かならず安全を確保した上で楽しみましょう。
特に小さな子供だけで絶対行かせないこと。
・ベランダなどから楽しむ場合はスマホや観測器具などを落とさないように必ずストラップを付けた状態で。
・太陽だけではなく月も強い紫外線を発しています、長時間見続けないように気を付けること、目をきちんと休めるようにしましょう。
・山や海など自然環境の多い場所で観測をする場合、夏でも冷えることがあります。ダウン、ひざ掛け、カイロなどを用意して体が冷えないように楽しんでください。