先日拙ラジオ『ごきげん!ひるMAX next.』にゲストにお越しいただいた上村奈帆監督の『蒼のざらざら』見てきました。
@池袋シネマロサ
こんな感情移入して映画みたの久々でした。エンタメというよりセラピー的な・・・!
でもこんな綺麗で奥行きのある世界観を、はたまた他人の人生を2時間で1100円で(映画の日だったから!)見れちゃうなんてエンタメはすごいよ。
学校の人間関係って選択肢がめちゃくちゃ少ないので、運ゲーなんだよなあ。
親友のあやちゃんはめっちゃ怖いんだけど、複雑な子で、だからこそ他の同級生とちがって自分の闇をわかってくれそうなあおちゃんを支配しようとしたんだと思うんですよ。
このあやちゃんの家庭環境を勝手に想像すると非常に切ないのですが、中学生のあおちゃんにどうこうできるものでもなくそのままあおちゃんの心の傷になってしまうわけです。そして自分を呪いまくるあおちゃん・・・。
わかる。
私の同級生にこんな怖い子はいなかったけど、なんであの時ああできなかったんだろう、という後悔ややるせなさがずっと引っかかって今でも夢に出てくることがあるよ!!
憶えのある感情がグサグサきます。
そんなあおちゃんの気持ちをずっーーーとおっかけていると、彼氏のけいちゃんが出てきたりして、徐々にあおちゃんのこんがらがった気持ちと記憶が解放されていく中で一緒に泣いちゃった!!!
具体的に言うとあおちゃんが幼児退行しちゃうあたりから、なんか緊張がゆるんで涙腺崩壊してしまった。
彼氏のけいちゃんの優しさがまたしみるのよ・・・。
けいちゃんうちにも欲しい!!!私が働くから!!!
笑
映像がめちゃくちゃ綺麗でひとつひとつのシーンの人物と風景のバランスとかひたすら美しかったです。
本当に見れてよかった。
1100円でプライスレスなカタルシスをいただきました。
上村監督にありがとうを言いたい。
自分はめちゃくちゃ響いたのですが、ほかの人はどうだろう。
私はお勧めしたいです。他の人がどう感じるのか聞きたいなあ。
毎日夜20時~7月11日までやってるので。
池袋シネマロサ 『蒼のざらざら』