4月ごろまで夕方の西の空に見えていた金星が、明け方の東の空で観察できるようになっています。
金星は、太陽、地球との位置関係によって一番明るく見えるタイミングや、出現する位置が違います。
一番明るく見えるときを「最大光度」と呼びます。
明け方の東の空にひときわ明るく輝く星があれば、それが金星だと思っていいでしょう。
最大光度の金星の明るさは-4.5等級。
飛行機と見間違うくらい明るく輝いていますが、飛行機と違って金星は点滅しないのが特徴ですのでしばらく見ているとわかるはずです。
太陽、月の次に地球から明るく見える星です。
【天文イベントを楽しむ上での注意】
・暗いところは危険がいっぱいです。交通事故に巻き込まれたり、川に落ちたりする事故も起こり得ます。かならず安全を確保した上で楽しみましょう。
特に小さな子供だけで絶対行かせないこと。
・ベランダなどから楽しむ場合はスマホや観測器具などを落とさないように必ずストラップを付けた状態で。
・太陽だけではなく月も強い紫外線を発しています、長時間見続けないように気を付けること、目をきちんと休めるようにしましょう。
・山や海など自然環境の多い場所で観測をする場合、夏でも冷えることがあります。ダウン、ひざ掛け、カイロなどを用意して体が冷えないように楽しんでください。
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