日本の暦が旧暦だった時代の、本来の七夕です。
新暦の7月7日は梅雨真っただ中なので、イベントをするなら絶対旧暦が良いでしょう。
旧暦とは、月の満ち欠けに合わせて日付が変わります。
この旧暦7月7日は上弦の前日、月齢は約5で、船のような月が日没とともに空に出現します。
この月の船にのって、牽牛は天の川を渡り織姫に会いにいくというストーリーが空に描かれます。
ってことで、ぜひこの伝統的七夕を定着させて欲しいです。
世の中の七夕商売も旧暦の七夕にすればいいのに・・・。
ちらほらと「伝統的七夕」が認知されつつあるようにも思いますが、やっぱり旧暦がピンとこないのでしょうかね。
あきらめない!
この日は是非、天の川と、織姫星のベガ、彦星のアルタイル、そして東から登ってくる月の動きに注目してくださいね!
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【天文イベントを楽しむ上での注意】
・暗いところは危険がいっぱいです。交通事故に巻き込まれたり、川に落ちたりする事故も起こり得ます。かならず安全を確保した上で楽しみましょう。
特に小さな子供だけで絶対行かせないこと。
・ベランダなどから楽しむ場合はスマホや観測器具などを落とさないように必ずストラップを付けた状態で。
・太陽だけではなく月も強い紫外線を発しています、長時間見続けないように気を付けること、目をきちんと休めるようにしましょう。
・山や海など自然環境の多い場所で観測をする場合、夏でも冷えることがあります。ダウン、ひざ掛け、カイロなどを用意して体が冷えないように楽しんでください。