SPACE ANTENNA SEVEN

フリーランスナレーター&DJ nanakoのブログです。

SHINee ジョンヒョンのこと

先週の月曜日18日に起こったSHINee キムジョンヒョンのニュース。
私はオンエアを終わって19時半ごろ知りました。

 

ラインのKPOPニュースの速報で、最初ぱっとみて、「ジョンヒョン」の文字が見えたけど、ジョンヒョンって名前はすごく多いし、SHINee自体がよくも悪くもニュースが少ない安定したグループだったので、見間違いかと思いました。


バチンとブレーカーが落ちたような感じで、何も考えられなくり買い物を中断して店を出て電車に乗り、それから一週間はとにかく混乱して自分が何を考えているのかもわからないまま、涙が止まらず現実を受け止められませんでした。


画面を見れば変わらずにジョンヒョンはいるし、iTunesを再生すれば変わらずにジョンヒョンが歌っています。何がそんなに悲しいのか自分が何を考えているのか全然わからない。ただただ苦しく。

 

彼が友人に託した遺書の中には、闇の中で苦しむジョンヒョンがいました。
ネットのニュース等では「なぜ彼が苦しんでいることを周りは気づかなかったのか、助けてあげられなかったのか、という文脈のものも出ました。
そのほかにも笑っちゃうくらいのデマや、愛のない興味本位の邪推も。

でも、ファンですら気づくレベルの彼の不安定さを憂鬱を、家族、メンバー、スタッフが気づかなかったことはあり得ない。助けたかったに決まっている。

 

抑うつ状態、うつ病そのほか精神疾患の患者はたいていまず休むことを勧められます。
韓国芸能界の中でも精神の不調を訴えて活動を休止する人、グループを脱退する人は後を絶ちません。
そんな中、止まらずにジョンヒョンは歌い続けました。

 

休めと言われて彼は休めたのでしょうか。
彼の苦しさは、彼自身が求め続けた安心感やアイデンティティと引き換えだったのかもしれません。幸せだったからこそ手放せなかったのではないかな…
憶測にすぎませんが。

 

このブログでも彼のパワフルで多彩なボーカルと瀟洒な作品の影にちらつく繊細さ、儚さ、孤独、アイデンティティの希薄さ、命を削るかのようなパフォーマンスについてわずかながら触れてきました。
でも「そういうジョンヒョンが好きだ」「だからこそこういうライティングができるのだ」と、茶化しながらただ見守ることしかできなかった。

でも本当はずっと不安でした。孤独や憂鬱を吐き出して、歌にし続け、いずれは自分の中に幸せを見つてくれたらとずっと願っていました。
そして彼が自分だけの人生に足を進める日がくるなら、それを受け入れなくてはと思っていました。
そのような彼への心配と、才能へのリスペクト、思慕はきっと彼を愛する多くのファンの方もまた同様に感じていたのではないかな、と勝手に思っております。

 

私はただのファンだけど8年間彼らを見続けてきました。

SHINeeというグループは、KPOPシーンの主流ではないけど個性的で豊かな音楽性と表現を持ち、KPOPという枠を飛び出していける自由なグループです。

 

SHINeeにしてSHINeeを愛したジョンヒョンは、ソロアーティストとして活動しているときでも自分がSHINeeであることを常にうれしそうに口にし、SHINeeでいることの未来を語っていました。

そしてジョンヒョンのみならず、ほかのメンバーもその思いを共有していると強く感じられたからこそ、音楽性だけではなく「SHINee」ファンであることに幸せを感じ、誇りに思ってきたのです。

 

またジョンヒョンは、自分はSHINeeに入れたことで人生の幸運を使ってしまったとも言っていました。

そうやって自分がSHINeeである喜びを言葉にし続けたこと、ソロアーティストとして活動しているときでも「SHINeeジョンヒョンです」と必ず言ったこと。コンサートでは誰よりもいちばん先に泣いてファンに感謝の気持ちを示してくれたこと、嘘だとは思えない。

思考、気力すべてを奪うブラックホールのような病気にかかり、追い詰められてやむにやまれずであったのでしょう。


今もまだ気持ちの整理はつかないし、最後にたどり着いた選択はあまりにも不憫で受け入れられないほど悲しいものだけど
せめてもう苦しむことがないように、温かさに包まれていられるように、その選択を認めたい。
アイドルとしてもシンガーソングライターとしてもプロデューサーとしても素晴らしい才能を持ち、命を削って生き抜いた彼の人生を心から祝福したい。
そう思います。

 

キムジョンヒョン、よくがんばったね。
お疲れ様。
あなたは私の誇りです。
あなたに会えて本当によかった。
しばらくは別の旅路だけど、またお会いしましょう。
あなたが寒くないように寂しくないように、愛を送り続けます。

またいつか声を聞かせて。


残されたメンバーについては心配で胸がつぶれそうですが、これまで十分すぎるほどの過分な幸せをもらい続けていました。
彼らがステージに立ってくれるならこれまでとかわらずに全力で応援します。

でも彼らが個々の人間としての喜怒哀楽を尊重されるのであれば、どのような結果であっても受け止める覚悟です。

 

私にとってSHINeeは永遠に5人です。
本当にありがとう、あなたたちはこれからもずっと私の宝物です。
これまでと変わらずあなたたちの幸せを願い続けます。

www.youtube.com