先月、2月のマンスリーレコメンドでジョンヒョンの「僕達は春が来る前に /Before Our Spring) 」を紹介した時、
ジョンヒョン (SHINee) - Poet | Artist
- アーティスト: ジョンヒョン(SHINee)
- 出版社/メーカー: SM Entertainment
- 発売日: 2018/01/26
- メディア: CD
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歌詞の内容のフレーズの日本語訳を少しだけ紹介したのですが、アシスタントの迷子さんが「ジョンヒョンくんて優しい人なんだね」と言ってくれて。
私はいままでオンエアで泣いたことがなかったのに、初めて涙腺崩壊しそうになりました。あぶない。
自分は本番中は泣かないのかと思ってました。
どんな悲しいニュースも、ジョンヒョンの事を話す時ですらそうだったので、そういうものなんだと安心していたのですが、人につっつかれるとダメだったのか。
そういうもんなのか(笑
迷子さんは感性豊かでとてもやさしい方なので、ちょっとした言葉が刺さる事があるのです恐ろしい。
ジョンヒョンはラジオでけっこう泣いてた印象あるなあ。
彼のように常に対象である「誰か」がハッキリ見えているかのような、優しさと鋭さをもつ語り掛け、素敵だなあと思っていました。
SHINeeで彼を最初に見た時の印象のひとつが「グループなのにソロみたいな入り込み方をする人」なんですが。
独りよがりのナルシストとは当然ちがって、指向性をもって声を発していて、それはDJとしても同じでした。
「あなたに言ってるんだよ」というメッセージがある。
DJのジョンヒョンがどんなに忙しくてラジオの仕事を続けたかった気持ち、わかるような気がします。
前後に仕事が詰まっていても疲れていても、ブースでマイク前に座ると、緊張しながらも安心する感覚があるんですよね。
ジョンヒョンがブースを「家」と表現したのは、私と仕事の規模は段違いですが一応DJの端くれとしてよくわかります。
ボーカルやナレーションみたいに、納品物を仕上げなくてはいけない訳でもなく、
特に生放送は、収録番組と違って編集がないので「やるしかない」
時間が来たら問答無用に始まり、時間が来たらどうあがいても終わるというものは気楽な一面もあるのです。
とはいえ、やっぱり「本番」なので私はいまだにオンエア後にドキドキして食欲なくなることもありますが(笑)
また、決まった時間にスタジオに行くことは流動的なスケジュールの中で一つ自分の軸ができるようにも感じます。
曜日も時間感覚もなくなる職種だと、この軸の感覚は結構ありがたいのです。
(にしても収録込みとはいえ毎日は凄かったなと思いますが・・いいともだって土日は休みだったよ)
近すぎると傷ついてしまうもの、遠すぎると見えないもの。
ラジオの距離感はどちらでもなく、DJにとってもリスナーにとっても「安全基地」を双方に保ったままコミュニケーションをとれるメディアでもあります。
感受性豊かで繊細な人だからこそ、ジョンヒョンにとっては「安全基地」からコミュニケーションできる社会との接点が必要だったのではないかと思うのです。
でもジョンヒョンの憧れの職業でもあったDJ、彼がこの業務を優先したかったとしても削れる業務はあの時点ではやっぱりなかったのかな…。
週一回でもいいからまたジョンヒョンのラジオを聞ける日が来ることを願っていました。
時にミュージシャンDJらしからぬ、ヒーラーのような共感力でリスナーに寄り添ったDJでもありましたね。
これからますます良いDJさんになっただろうなあ。
ジョンDはこれからもずっと私の憧れのDJの一人です。